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05.有機農業を守ったのは、理念だけではなく「買う仕組み」だった
私が八百屋を始めた1999年頃、当時の有機農産物流通には「振り分け」という仕組みがまだ残っていました。 簡単に言えば、農家でできたものをセンターが引き取り、それを八百屋に割り振る仕組みです。 今のように、まず注文を集めて、その注文分だけ農家から仕入れるという話ではありません。 農...
04.有機農業は、なぜ「普通の農業」として始まらなかったのか
私が有機農業の世界に入った、と言うと少し大げさですが、自分の店を開いたのは1999年5月だったと思います。 その頃、店では「有機無農薬野菜」という言い方をしていました。 今から考えると、ずいぶん曖昧な言葉です。当時の私は、有機野菜とは有機肥料を使った野菜、無農薬野菜とは農薬を使わ...
夏の果菜は、植えておけば勝手に採れるわけではない
ズッキーニは、実がついても育たない 今年のズッキーニは、最初のうちは順調でした。初期には、しっかりした実が5〜6本取れました。ところが、その後は様子が変わりました。実はつくのですが、10〜15cmくらいの細い状態で成長が止まり、先端から柔らかくなって、とろけてしまいます。 株その...
03.「消費者に分かってもらえば売れる」と、本気で思っていた
有機農業は、なぜなかなか広がらないのでしょうか。 価格が高い。量が少ない。安定供給が難しい。流通が整っていない。そして、「消費者の理解が足りない」。こうしたことは、ずっと言われてきました。どれも間違いではありません。私自身も長い間、特に「もっと消費者に分かってもらうことが必要だ」...
蜂を見つけて大慌て
今日、ウッドデッキのところで蜂の巣を見つけました。正確には、まだ巣になる前です。ウッドデッキと土間の屋根があるところに、作業テーブルの台にしているアルミ製の脚があります。その天板を支える水平の棒の端に、直径5mmくらいのネジ穴が開いています。 何気なく見たら、その穴に何か付いてい...
留守をするたびに、発見
8月に入って、雨が多くなりました 8月12日から2日間、畑を留守にしました。 今年の夏は、少し変な感じがします。7月は雨がほとんど降らず、水やりの心配ばかりしていました。それが8月に入ると一転して雨が多くなりました。気温も、毎日のように猛暑日という感じではなく、真夏日にならない日...
02.「0.24%」は、最初は自慢するための数字だった
前回、野菜(正確には、果樹、米を含めた農産物)に占める有機JASの割合を計算すると、0.24%程度だったという話を書きました。この0.24%という数字、最初から「こんなに有機は広がっていないのか」と問題意識を持って計算していたわけではありません。むしろ逆でした。 当時の農水省から...
栽培記録「とうもろこし」
播種:3月22日、4月3日、4月13日 播種数:各8本分、合計24本分 播種方法:1か所1粒まき 予備苗:欠株用にポットでも育苗 最初の発芽確認:3月29日 補植:2か所 栽培場所:ハウス 防除:5月3日 ゼンターリ、5月11日 ゼンターリ 最初の収穫:6月23日 結果:全体的に...
栽培記録「じゃがいも」
植え付け:3月4日 ほ場:北ほ場 畝:5m、1条 植え付け数:18個 種芋:スーパーで購入した北海道産の小さめのじゃがいも9個を半分に切って使用 マルチ:黒マルチ 発芽確認:4月7日 発芽:18個すべて 収穫:7月1日 収穫量:約14kg 特徴:500gを超える大きな芋が10個以...
01.『有機農業の流通・販売・制度論』という本をまとめました。
この本の出発点は、たぶん一つではありません。 思い返すと、このブログでも2021年頃から、有機農産物の流通や販売について少しずつ書いていました。 最初に強く気になったのは、運賃でした。有機農産物は運賃が高い、とよく言います。でも、宅急便で送れば高いのは当たり前です。一方で、一般の...
立秋直前の小さな池
立秋直前とはいえ、まだ暑いです。 小屋の北側に作った小さな池も、すっかり夏の池になっています。水面には睡蓮の葉が広がり、糸状藻も相変わらずあります。見た目としては、きれいな池というより、いろいろなものが住み始めた池、という感じです。 最近、池をのぞいていたら、巻貝がいることに気づ...
7月の畑は、草と虫と留守番対策
7月に入って、畑は一気に夏らしくなりました。 7月7日、3日ほど留守にする前に、草取りをして、九条ネギにかけていた鳥よけネットを外しました。キウイ棚の周りの笹も刈りました。キウイと、復活してきたレモンは、少し元気がありません。キウイの葉は黄緑色です。 生姜も発芽がよくなくて、10...
雑草と虫についての一考察
家庭菜園を始める前、私は畑というものを、作物を育てる場所だと思っていた。もちろん今もそうなのだが、実際にやってみると、作物だけを見ていれば済むわけではない。むしろ、こちらが植えた覚えのない草や、呼んだ覚えのない虫の方が、圧倒的に多い。 「どこから来たのか」 畑にいると、何度もそう...
花壇
畑とは別に、花壇を作ろうとしている。正確には、すでに二つの花壇がある。一つは敷地の東端にある、幅90センチ、長さ2メートルほどの細長い花壇。今年はそこへヒマワリを植えた。12本ほどが背丈3メートル近くまで伸び、いまは花盛りを少し過ぎて、うなだれ始めたものもある。 もう一つは敷地...
なぜ小屋の北側にビオトープを作ったのか
小屋の北側に、小さな池を作った。いまではメダカが泳ぎ、カエルが鳴き、糸状藻が増えすぎて困るくらいの、小さなビオトープになっている。 では、なぜそこに池を作ったのか 最初から「生き物の楽園を作ろう」と思っていたわけではない。もちろん、そうなれば面白いとは思っていたが、最初の発想は...
トマトの話し
7月14日、ハウスにトマトを定植した。 とうもろこしを片付けた東側に一列、株間60センチで7株。枝豆を片付けたハウス奥の南側に2株。合計9株である。少し耕して地面をならし、植え穴には先にたっぷり水を入れた。少し置いて土になじませてから苗を植え、株元をならし、最後にもう一度、それ...
きゅうりが取れ過ぎている
いま、畑できゅうりが取れ過ぎている。少し前までは、実が付いた、もう一本取れた、と喜んでいたのだが、始まってしまうと早い。気がつくと、冷蔵庫の野菜室にきゅうりが何本も入っている。畑へ行けば、また次のきゅうりが大きくなっている。採れたてなので、塩を振るだけでも十分おいしい。最初のうち...
小さな池が、ビオトープになっていくまで
1. 始まり 家というか、小屋というか、作業の拠点にしている場所の北側に、小さな池を作った。大きさはだいたい1.8メートル×2.5メートルほど。深さは20センチくらいで、穴を掘り、防水シートを敷き、底には砂利を入れた。池といっても、立派な庭園の池ではない。むしろ、手作り感そのも...
急に、畑のことを書き残しておこうと思った
このところ、畑のことを立て続けに5本、6本とブログに上げた。 別に、前からきちんと連載を始めようと計画していたわけではない。去年、ここを畑にし始めてから、写真は撮っていたし、何を植えたか、何がうまくいかなかったかも、それなりには覚えている。ただ、その都度書き残していたわけではなか...