初秋の池を眺めて

2026/09/12

Ushiku Base ビオトープ

このところ、ずっと雨です。秋雨前線、台風、熱帯低気圧の影響で、もう一週間以上、断続的に降っています。時々、かなり強い雨にもなります。


関東全体がどうなのかはわかりませんが、少なくともうちの周辺では、この夏の後半は日照不足で、気温も低めだったように感じます。6月から7月は暑く、夏らしい夏でしたが、そのあと急に雨が多くなりました。


近所の田んぼも、ちょうど稲刈りの時期にこの長雨に当たっています。すでに刈り遅れた田んぼでは、稲が倒れて、水に浸かっているように見えるところもあります。これは農家の人は気が気ではないだろうと思います。まだ稲刈り適期を迎えていない田んぼは、少しは助かっているのかもしれませんが、それでもこの天気では落ち着かないでしょう。


早場米は、6月から7月の暑さで案外よかったのかもしれません。中稲は、この長雨がかなり響くのではないかと思います。晩生はどうでしょうか。そこは私にはわかりません。あくまで、近所の田んぼを見ての感想です。


さて、うちの池です。


7月までは、水が減るたびに雨水タンクから水をちょろちょろ足していました。砂利を敷いた斜面から水を流して、小川の浅瀬のように入れる形です。ところが、この雨で今は満水です。補水どころではありません。


池の水は澄んでいます。これは少し安心しました。糸状藻はまだありますが、真夏のころのような勢いはなくなってきました。色も緑というより、茶色っぽくなってきて、水中に漂っています。


茶色くなった藻は、いずれ腐ってまた栄養になってしまうのかもしれません。気になるところだけは、枝で軽くすくって取ろうと思います。ただ、底まで掃除するつもりはありません。そこまでやると、かえって池の中をかき回してしまいそうです。


メダカは元気です。


池をのぞくと、3匹ぐらいのグループで、すいすい泳いでいるのが見えます。ただ、いつもたくさん見えるわけではありません。時間帯によっては、水草の下に入っているのか、すっきりした水面にはあまり出てきません。



たぶん、20匹以上はいると思います。多いときにはもっといるようにも見えます。ただ、実際に見えるのは数匹です。水草もありますし、枝もありますし、黒い防水シートの影もあります。隠れる場所が多いので、全部は見えないのでしょう。

水草は、たぶんバコパモンニエリだと思います。昨年の初夏に1株入れたものが、今ではかなり繁茂しています。写真で見ると、池の一角をしっかり占領しています。

たしか、ロタラロトンジフォリアも入れたはずです。ミニパピルスも、シラサギカヤツリも入れました。でも、春先からほとんど見かけません。残ったのは、ほぼこのバコパモンニエリです。


こういうのは、やってみないとわかりません。入れたものが全部育つわけではなく、この池に合ったものだけが残るのでしょう。バコパモンニエリは、うちの池には合っていたのだと思います。


ホテイソウは、今年は1株だけにしました。昨年は3株入れて、大繁殖して大変でした。今年も増えるだろうと思っていましたが、夏の後半が涼しかったせいか、それとも最初を1株にしたのがよかったのか、今のところこの程度で済んでいます。


これはこれで、ちょうどよかったです。ホテイソウは役に立つとは思いますが、小さい池では増えすぎると面倒です。来年も入れるなら、1株で十分だと思います。


今年は、雨蛙は少なかった気がします。昨年はもっとよく見かけました。今年もゼロではありませんが、お玉杓子は確認できませんでした。産卵しなかったのか、したけれど残らなかったのかはわかりません。


メダカが増え、水生昆虫もいて、ヤゴもいたようなので、カエルの卵や小さいお玉杓子には厳しい池なのかもしれません。カエルにとっては休憩場所にはなっているようですが、繁殖場所としては今年は使われなかったのかもしれません。


池の上には、シオカラトンボの産卵防止のために木の枝を掛けています。少し多すぎる気もしますが、水面に直接入りにくくするには、それなりに効果があると思っています。


ただ、枝が水の中に沈んで朽ちてくると、藻の原因にもなりそうです。なので、これから秋に向けて、水に入って腐りそうな枝は少し整理した方がよさそうです。水面より上に掛かっているものは残して、水中に沈んだものは取る。そのくらいでいいと思います。


全体として、初秋の池は、思ったより安定しています。


見た目は、かなり自然というか、少しごちゃごちゃしています。枝もあるし、水草も繁っています。糸状藻も残っています。でも、水は澄んでいて、メダカは泳いでいます。水草の下にも、たぶん多くのメダカが隠れているのでしょう。


きれいに整えた池ではありません。むしろ、ほったらかしに近い池です。やっていることは、水が減ったら雨水を足すこと、増えすぎた藻を少し取ること、邪魔な枝を少し整理することくらいです。


それでも、メダカは増えました。水草も残りました。貝もいました。カエルも来ました。蛇やスズメバチまで来たので、それはちょっと困りますが、水場というのはそういうものなのでしょう。


今後は、冬に向けて、腐りそうなものだけ少し取って、あとはあまり触らずに様子を見るつもりです。

今年は、メダカが増えた年でした。

来年、この池がどうなるか、また見ていこうと思います。