急に、畑のことを書き残しておこうと思った

2026/07/15

ハウス 畑づくりと設計 畑とまわりの記録

このところ、畑のことを立て続けに5本、6本とブログに上げた。

別に、前からきちんと連載を始めようと計画していたわけではない。去年、ここを畑にし始めてから、写真は撮っていたし、何を植えたか、何がうまくいかなかったかも、それなりには覚えている。ただ、その都度書き残していたわけではなかった。

畑に行けば、やることはいくらでもある。草を刈り、水をやり、苗を植え、伸びすぎた枝を切る。終わって小屋に戻れば、疲れている。ブログに書くより、次に何をするかを考えている方が先だった。

それが、今年に入って少し変わってきた。

去年は、とにかく植えることに精いっぱいだった。きゅうりはネットに這わせて、できたものを収穫するだけ。途中からはつるも葉も入り乱れ、ジャングルのようになった。うどんこ病も出放題だったが、どう手を入れればいいのか、よく分からなかった。

今年は、きゅうりをどういう形にするかを考えるようになった。主枝を上に伸ばし、側枝を切ったり、側枝を2本残して横に伸ばし、3本仕立てにしたりしている。トマトも、少し目を離した間に脇芽が巨大化していることがある。去年なら、ここまで大きくなったものを切るのは惜しい、と迷ったかもしれない。今は、一本仕立てにすると決めた株なら、それなりの太さになっていても、あまり迷わず切れるようになった。やっていること自体は、特別な技術ではないのだと思う。ただ、作物が伸びるままについていくのではなく、この株をこれからどういう形にするのかを、少しは考えるようになった。

ハウスも同じである。去年までの感覚では、ハウスは雨が当たらず、暖かく、露地より育てやすい場所だと思っていた。今年、実際にナス、ピーマン、きゅうり、トマト、とうもろこし、枝豆を入れてみたら、そんな単純なものではなかった。

春先は寒い。少し暖かくなったと思ったら、今度は急に暑くなる。小さなハウスなので、横を大きく開けることもできず、気温が上がった日には、中はおそらく40度を超えていた。ナスやピーマンは小さいまま止まり、トマトは花がついても実にならない。とうもろこしは背が伸びすぎて天井につき、受粉もうまくいかなかった。

ハウスがあれば何でもうまくいくのではなく、ハウスにはハウスの難しさがある。そんなことも、やってみて初めて分かった。

今の畑は、すべて順調というわけではない。

生姜は半分以上がまだ芽を出さず、キウイは葉色が薄く、元気がないように見える。ハウスのナスとピーマンは、小さな株のまま花と実をつけ始めた。黒豆は徒長して、だらしない姿になっている。

一方で、露地のトマトは元気で、きゅうりも花をたくさんつけている。ズッキーニは収穫が始まり、かぼちゃにも小さな実がつき始めた。じゃがいもは思いのほかよくできた。うまくいったものと、うまくいかなかったものが、同じ畑の中に並んでいる。そういうものを見ながら、これは今のうちに書いておいた方がいいのではないかと思った。うまくいった結果だけではなく、その前に何を考え、何を間違え、どう直そうとしたのか。今は覚えていても、来年にはかなり忘れているはずである。

去年の自分が、何も考えていなかったわけではない。分からないなりにやっていた。ただ、今年になって、去年とは少し違う見方をするようになった。その違いも、今なら書ける。

だから、急に何本も投稿することになった。

別に、畑が急に立派になったわけではない。今も勉強中で、失敗も多い。むしろ、失敗した理由が少し見えるようになったから、書いておこうと思ったのかもしれない。来年、同じ時期に畑を見た時、今年の自分が何を考えていたのかが分かるようにしておきたい。まずは、それでいいと思っている。

3日留守にした畑は、勝手に夏になっていた

7月8日から3日間、畑を留守にした。

出かける前日の7日は、一通り草を取った。九条ネギに掛けっぱなしだった防鳥ネットも外した。キウイ棚の周囲は草丈がかなり伸びていたが、この辺りは笹の勢力が強く、引き抜こうとしても簡単には抜けない。仕方がないので、ハサミで地上部を刈った。

キウイと、今春にようやく復活したレモンの苗は、周囲の草に負けたのか、あまり元気がない。特にキウイは、この時期なら濃い緑の葉を広げ、ぐんぐん伸びるものだと思っていたが、葉は何となく黄緑色で、頼りない。

生姜の芽もそろわない。10センチくらいまで育ったものが3株。ようやく芽が見えてきたものが3株。それ以外は、半分以上がまだ土の中である。

私は、芽出しが苦手なのかもしれない。

ハウスに植える予定のトマトも、定植までまだ10日ほどあるのに、少し元気がなくなってきた。見ると、小さなポットの中で根がぐるぐる回っていた。ナスとピーマンも同じだったので、直径4センチほどの小さなポットから、10センチほどのポットに植え替えた。根が窮屈そうだったので、これはやっておいてよかったと思う。

そんなことをして、3日間留守にした。7月11日に戻ると、まず目に入ったのが、30センチを超える巨大きゅうりだった。それも5本。出かける前に、採るかどうか迷った実である。まだ少し小さいと思って残したら、案の定だった。きゅうりは、こちらの都合など待ってくれない。

畑は、3日で大きく変わってはいなかったが、小さな変化はいくつもあった。

八つ頭の葉には、5センチを超える大きな芋虫がつき、葉を食べていた。最初はヨトウムシかと思ったが、見た目はアゲハ蝶の幼虫のようでもあった。種類はよく分からない。とりあえず捕まえて、林の方へ放り投げた。多少葉は食われたが、株全体が駄目になるほどではない。八つ頭には、ここから立て直してもらうしかない。

露地のトマトは元気だった。露地のきゅうりも花をたくさんつけている。ただ、きゅうりはすでに2メートルほどになり、支柱の一番上まで届いてしまった。下の葉は枯れておらず、むしろ元気なので、つる下ろしをする感じでもない。横に逃がすか、どこかで主枝を止めて、側枝を使うか。去年なら、そのままネットの上で絡ませていたと思う。今年は、株をどの形にするかを考えるようになった。

ズッキーニは一本収穫できた。かぼちゃには雌花がつき、根元に小さな丸い実が見え始めた。まだ受粉したかどうかは分からないが、数日後も膨らんでいれば、実になりそうである。

ハウスのナスとピーマンは、小さな株のまま、花と実をたくさんつけ始めた。春先からずっと調子が悪く、株が大きくならないまま夏になった。今になって気温が合ってきたので、自然に花をつけ始めたのだろう。立派な株に作り直そうと焦るより、このまま少し様子を見ようと思っている。

一方、ハウスのトマトは新しく実をつけていない。今ついている実が熟したら、この株は片付けてもいいと思い始めた。

今年、家庭菜園の小さな無加温ハウスを初めて本格的に使ってみて、かなり難しいことが分かった。定植した時は、春先の低温を甘く見ていた。暖かくなってからは、今度は暑さを甘く見た。6月上旬に気温が急に上がった日が3日ほどあり、ハウスの中はおそらく40度を超えていたと思う。きゅうりの葉は黄緑色になり、トマトもその頃から様子がおかしくなった。花がついても実にならず、葉は巻き、枝も妙に太くなった。小さいハウスは、思っていたより換気が難しい。横を大きく開けることができないため、入口を開けても、熱気がこもる。

冬は寒く、夏は暑い。

当たり前のことだが、実際に作物を入れてみないと、その程度が分からなかった。とうもろこしを片付けた後の場所は、表面がカラカラに乾いていたので、少し水を入れた。土になじませてから、鉢上げしたトマトを植える予定である。春のトマトは思うようにいかなかったが、雨を避けられるという意味では、やはりハウスはトマトに向いている気もする。ただし、夏の高温をどう避けるかを考えなければ、同じ失敗を繰り返す。

3日留守にした畑を見回ってみると、畑は止まって待っていてはくれない。きゅうりは巨大になり、虫は葉を食べ、かぼちゃは実をつけ始める。その一方で、去年とは少し違う自分もいる。伸びたきゅうりを見て、ただ困るのではなく、この後どう仕立てるかを考える。巨大化したトマトの脇芽も、必要がなければ切れる。ハウスの失敗も、単にうまくできなかったではなく、低温と高温、換気の問題として見られるようになった。まだ分からないことばかりである。それでも、作物が育つのをただ見ているだけだった去年よりは、少し畑の中が見えるようになってきた気がする。