これから、このブログに、家庭菜園とその周囲のことを少しずつ書いていこうと思います。
畑の広さは、だいたい2アールほど。
無加温の小さなハウスがあり、露地の畑があり、その外側には雑草帯のような場所や、木のある場所、小さな水辺もあります。
最初は、ただ「野菜を作る場所」として考えていました。ところが実際にやってみると、畑の中だけ見ていても、なかなかうまくいきませんでした。
草に負ける。
思ったように発芽しない。
苗が育たない。
逆に、放っておいたら妙に元気なものもある。
鳥が来る。虫も来る。水の残り方が場所によって違う。
半日陰の場所には半日陰の向いた植物がある。
そんなことを一つずつ見ているうちに、畑というのは、畑の中だけで完結しているわけではないのだな、と思うようになりました。
そもそも、この場所は、最初からきれいな畑だったわけではありません。
少し耕せばすぐ植えられるだろう、くらいに考えていた時期もありましたが、現実はそんなに甘くありませんでした。笹の根は出てくるし、葛は伸びるし、掘れば粘土質の土が出てくるし、草はあっという間にこちらの予定を追い越していきます。
それで結局、表面を整えて植えるだけではだめで、一度しっかり掘り起こし、笹の根を取り、土を見直し、小さな管理機まで買うことになりました。ずいぶん大げさになったものです。
ただ、そのおかげで、少しずつ見えてきたこともあります。
野菜を作るには、肥料や品種や種まき時期だけではなく、土の状態、草との関係、水の動き、まわりの環境まで含めて見ないといけないこと。
そして、全部をきれいに片づけて管理するのではなく、残すもの、切るもの、待つものを分けていく方が、むしろうまく回ること。
最近は、畑は「作物を育てる場所」であると同時に、「植生と環境を少しずつ整えていく場所」でもあるのだろうと思っています。
この記録のいちばん大きな目的は、来年の自分の参考にすることです。
今年うまくいったことも、失敗したことも、その時はよく分かったつもりでも、案外すぐ忘れます。だから、できるだけ残しておこうと思いました。
何月に何をまいたか、どこで失敗したか、どういう判断をしたか。そういうことを、その都度書いておけば、来年また同じ季節が来た時に、少しは役に立つはずです。
とはいえ、せっかく残すなら、単なる作業メモだけではなく、読んで少し面白いものにもしたいと思っています。
うまくいった話ばかりではなく、思ったより育たなかった話や、雑草に負けた話や、鳥にやられた話も、たぶんそのまま書いていくことになると思います。家庭菜園というのは、格好よく決まる日より、「あれ?」と思う日の方が多い気もしますので、そのへんも含めて記録です。
これから書く内容は、野菜づくりだけには限らないと思います。
ハウスの使い方、土づくり、多年草やハーブ、雑草の管理、外周の草刈り、小さな水辺、鳥や虫のこと。畑のまわりも、結局は畑の一部なので、そのあたりも自然に混ざってくるはずです。
まずは、ここまでの経過を少しずつ振り返りながら、今進行中のことも合わせて書いていこうと思います。
作りすぎず、無理をしすぎず、でも手は抜かず。そんな感じでやっている小さな畑の記録です。

