2020年7月、有機農産物専門の流通会社から離れ、大田市場の青果仲卸の手伝いを始めました。
有機農業の業界の外から関わると、これは有機農産物の課題としてではなく、青果流通全体の中で考えなければ解決しない、ということがよくわかります。20年前の話に戻りますが、お客さんに「今日は、キャベツは無いの?」と聞かれて、その日は天候不順で欠品していたのですが、「有機野菜は、市場で買ってくるわけじゃないんだから、無い時は無いんだよ」と答えていました。これは、有機野菜は「貴重なもの・特別なもの」としての説明でした。しかし、有機野菜が大田市場で買えるようにならないと、1%、10%、そして25%には、到底ならないと思います。有機野菜は「作り方が違うだけ」で、特別なものではないと考えなければならないと思うのです。
熊本のトラック。毎日、熊本、宮崎、高知、などのトラックを見かけます。 |